挑戦状

橋本教室に通ってくれている5歳の男の子。彼はとても音楽好きで、よくレッスン室に入るなり、「ピアノの先生!(私のことをこう呼ぶ)こんな曲あるんやけどさ、弾ける⁇」
と、口三味線とめちゃくちゃピアノで一生懸命に伝えてくれます。

レッスン通い始めのころ、彼はビートルズにハマっていて、家で歌いまくっている、とお母さんから聞いていたので、ピアノのレッスンがなかなか進まないときに、ちょちょっと弾いてあげたりしていました。それ以来ピアノの先生は何でも弾ける!と思ってくれてるようです。もちろん買い被りです(笑)

ビートルズから始まったのですが、彼の音楽好きは幅広く、リクエストはカーペンターズ、ゆず、そして何かの映画で聴いた、といってショパンの「革命」やら、モーツァルトの2台のピアノの為のソナタや、はたまた石川さゆりの「津軽海峡冬景色」などなど、多岐に渡っています。
すぐ弾けるのもあれば次週の宿題になったり…(私の、です)

なので、彼の「こんなんさ、弾ける⁇」は私にとって面白く、ワクワク楽しみな挑戦状なのです。

で、この前、久しぶりに挑戦状がきました。
ある和音を弾いて、「この音なってんねん、それで水みたいな…」
それを聞いて(ラヴェルの「水の戯れ」かな?)と思ったのですが、橋本教室にその楽譜もなく、しかも楽譜なしでは到底弾けないので、宿題に。
自宅に帰って楽譜を見ると、驚いたことに、彼が弾いていた和音、そのまま冒頭の左手の和音でした。右手のメロディと重なっているのに、よく聴きとれてたもんだと感心しました。
そして、「水の戯れ」の音に魅了された彼の感性の鋭さに感激してしまいました。

しかし、今回の挑戦状はなかなか大変です。レパートリーにないので、かなり練習しないと弾けない…次のレッスンでは2ページ目くらいまでをたどたどしく弾いて勘弁してもらいました。
何でも弾ける訳ではありません(笑)



Bansho piano lesson

河内長野市南青葉台のピアノ教室です 明るく楽しい教室!みんな笑顔で通ってくれています♪ ひとりひとりの子供が(大人も)イキイキと音楽を楽しめるよう、個性を生かして伸ばすレッスンを心がけています♪

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